Amazon Web Services (AWS) での 4 つのノードから 2 つのノードへの構成の縮小
AWS 内の IBM Spectrum Virtualize for Public Cloud ソフトウェアは、2 ノードと 4 ノードの両方のクラスター構成をサポートします。AWS 内の既存スタック内のノードを削除することで、既存の 4 ノード・クラスターを 2 つのノードに縮小できます。
前提条件および制約事項
この手順では、1 つの入出力グループが削除され、それにより、2 つのノードを持つ単一の入出力グループを持つ構成が残されます。入出力グループとそのノードを削除する前に、削除される入出力グループに構成されているすべてのボリュームを、残りの入出力グループにマイグレーションする必要があります。ただし、このプロセスには以下の制約事項があります。
- データ削減プール内のボリュームはサポートされません。データ削減プール内のすべてのシン・プロビジョニング・ボリューム、圧縮ボリューム、または重複排除ボリュームは、入出力グループを削除する前に、標準プール内の基本ボリュームに変換する必要があります。これらのタイプのボリュームをデータ削減プールから標準プールに変換する場合は、標準プールへのボリュームの移動を参照してください。
- コピー・サービス・オブジェクトに関連するボリュームは、マイグレーション中に移動されません。4 ノード構成にコピー・サービス・オブジェクトが存在する場合は、構成を 2 ノード・クラスターに縮小する前に、以下の処置を実行する必要があります。
- 対応するコマンドを使用して、4 ノード構成から関連コピー・サービス・オブジェクトを削除します。例えば、コピー・サービス・オブジェクトごとに次のコマンドを使用します。
- FlashCopy 整合性グループに対して、rmfcconsistgrp コマンドを使用します。
- FlashCopy マッピングに対して、rmfcmap コマンドを使用します。
- リモート・コピー整合性グループに対して、rmrcconsistgrp コマンドを使用します。
- リモート・コピー関係に対して、rmrcrelationship コマンドを使用します。
- リモート・コピー協力関係に対して、rmpartnership コマンドを使用します。
- 対応するコマンドを使用して、4 ノード構成から関連コピー・サービス・オブジェクトを削除します。例えば、コピー・サービス・オブジェクトごとに次のコマンドを使用します。
残りの入出力グループへのボリュームの移動
マイグレーションの残りを実行する前に、以下の情報が手元にあることを確認してください。
- 残りの入出力グループの名前または ID
- 削除される入出力グループの名前または ID
- 削除される入出力グループ内のノードの名前または ID
- 残りの入出力グループに移動されるボリュームのすべての名前または ID
- 削除されるノードと残りのノードの両方の IP ディスカバリーに使用されるすべてのサービス IP アドレス
注: この手順では、入出力グループ 0 (iogrp0) が除去され、入出力グループ 1 (iogrp1) が残りの入出力グループです。削除されるノードの名前は、node1 および node2です。例では、1 つのボリュームのみ (vdisk0) が移動されますが、すべてのボリュームを移動する必要があります。そうしないと、データが失われる可能性があります。
すべての前提条件が済んだら、以下のステップを実行して、ボリュームを残りの入出力グループに移動してください。
- 以下のコマンドを入力して、削除される入出力グループに現在存在するボリュームへのアクセス権限を残りの入出力グループに付与します。
ここで、iogrp1 はクラスター内の残りの入出力グループの名前であり、vdisk0 は削除される入出力グループにアクセスできるボリュームの名前です。(例えば、iogrp0)。クラスターから削除される入出力グループを現在使用しているすべてのボリュームに対して、このステップを実行します。addvdiskaccess -iogrp iogrp1 vdisk0 - 次のコマンドを入力して、ボリューム (vdisk0) を残りの入出力グループ (iogrp1) に移動します。
クラスターから削除される入出力グループを現在使用しているすべてのボリュームに対して、このステップを実行します。movevdisk -iogrp iogrp1 vdisk0 - 以下のコマンドを入力して、クラスターから除去される入出力グループに以前あったすべてのボリュームへのアクセス権限を削除します。
クラスターから削除される入出力グループを現在使用しているすべてのボリュームに対して、このステップを実行します。rmvdiskaccess -iogrp iogrp0 vdisk0 - 以下のコマンドを入力して、クラスターから削除される入出力グループからノードを削除します。
rmnode -force node1 rmnode -force node2 - 以下のステップを実行して、残りのノードについて、削除されたノードのノード・ディスカバリー・サブネットを除去します。
- 残りのいずれかのノードのサービス IP アドレスを使用してサービス・インターフェースにログインし、次のコマンドを入力します。
表示される結果で、削除する各ノードの ID を判別します。sainfo lsnodediscoverysubnet - 削除された各ノードについて、以下のコマンドを入力して、ノード・ディスカバリーから関連する IP アドレスを削除します。
satask rmnodediscoverysubnet -id 1 satask rmnodediscoverysubnet -id 2 satask rmnodediscoverysubnet -id 3 satask rmnodediscoverysubnet -id 4 - 除去されるすべてのノードに対してステップ 5a および 5b を繰り返します。
- 残りのいずれかのノードのサービス IP アドレスを使用してサービス・インターフェースにログインし、次のコマンドを入力します。
AWS コンソールでのスタック構成の更新
IBM Spectrum Virtualize for Public Cloud インターフェースですべてのステップを完了したら、AWS コンソールにログインし、以下のステップを実行して新しい構成でスタックを更新します。
- AWS のデフォルトの管理者プロファイルまたはインストーラー・プロファイルを使用して AWS マネジメント・コンソールにログオンします。
- を選択します。既存の 4 ノード・クラスター構成を選択します。これは、[stack-name]-workstack-{resource id} という名前形式のネストされたワークロードとして表示されます。
- 「更新」をクリックします。
- 「更新済みネスト・スタック (Updated nested stack)」を選択し、「スタックの更新 (Update stack)」をクリックします。
- 「スタックの更新 (Update stack)」ページで、以下のオプションを選択します。
- 「前提条件 -- テンプレートの準備 (Prerequisite--Prepare template)」セクションで、「現行テンプレートの取り替え (Replace current template)」を選択します。
- 「テンプレートの指定 (Specify template)」セクションで、「Amazon S3 URL」を選択します。
- 「Amazon S3 URL」フィールドに、「StackUpdateTemplate」フィールドに表示されている URL を入力します。この情報は、ノード・インスタンスが最初に AWS にインストールされたときに要約と E メール通知に含まれています。この情報は、ノード・インスタンスが最初に AWS にインストールされたときに「出力」タブに記載されています。
- 「次へ」をクリックする。
- 「スタック詳細の指定 (Specify stack details)」ページで、既存の構成用に既に構成されている値を保持します。「Amazon EC2 構成 (Amazon EC2 Configuration)」セクションを確認し、削除対象の入出力グループが「なし」に設定されていることを確認します。例えば、この手順では、iogrp0 を削除し、「入出力グループ 0 の IBM Spectrum Virtualize ノード・インスタンス・タイプ (IBM Spectrum Virtualize node instance type for I/O group 0)」を「なし」に設定する必要があります。「次へ」をクリックする。
- 「スタック・オプションの構成 (Configure stack options)」 ページで、既に構成されている値を保持します。「次へ」をクリックする。
- 「確認」ページでオプションを確認します。「次へ」をクリックします。
- 「変更セットのプレビュー (Change set preview)」ページで、変更されたリソースを確認します。いくつかのリソースが変更され、クラスターから削除される 2 つのノードについて 2 つの EC2 インスタンスが削除されます。これらの変更を確認したら、「AWS CloudFormation が IAM リソースを作成する可能性があることを認識しています (I acknowledge that AWS CloudFormation might create IAM resource)」にチェック・マークが付いていることを確認します。
- 「スタックの更新 (Update stack)」をクリックします。ネストされたスタックの状況が「Update_In_Progress」に変更されていることを確認します。
- スタックが「UPDATE_COMPLETE」とリストされたら、ページで、更新されたネスト・スタックについてリストされている詳細を確認します。
- 以下のコマンドを入力して、ノードがクラスターから削除されたことを確認します。
表示される結果で、ノードがクラスター構成から削除されたことを確認します。sainfo lsservicenodes - 2 ノード・クラスターでデータ削減プールの機能を使用する場合は、この手順のステップを完了した後、変換したボリュームを、残りの入出力グループでのデータ削減プールにマイグレーションして戻す必要があります。ボリュームを変換して残りの入出力グループのデータ削減プールに戻す方法については、データ削減プールへのボリュームの移動を参照してください。
- コピー・サービス関連オブジェクトを再作成する場合は、以下のいずれかのコマンドを使用します。
- FlashCopy 整合性グループに対して、mkfcconsistgrp コマンドを使用します。
- FlashCopy マッピングに対して、mkfcmap コマンドを使用します。
- リモート・コピー整合性グループに対して、mkrcconsistgrp コマンドを使用します。
- リモート・コピー関係に対して、mkrcrelationship コマンドを使用します。
- リモート・コピー協力関係に対して、mkippartnership コマンドを使用します。